おはようございます。
なおきです。
先日、銀座の隠れ家的なセレクトショップ、「GINZA NOZAKI」さんに行ってきました。あまりに素敵なショップだったので、今回はこちらのショップをご紹介させていただきます。
銀座は一丁目にあるビルにひっそりと営業されているこちらのお店。
このビルの7階がこちらのお店です。
外看板は無く、テナントサインにひっそりと。
7階のエレベーターを降りて、ビルの奥にようやくお店が。普通に歩いていたらまず分からないですね。笑
こちらのお店、何故知ったかと言うと、スケシンメンバーやコウセイメンバーが以前から通っていたお店で、私がマリアフランチェスコの傘を探していたらおススメされたお店なんです。
日本でも扱っているお店が数少ないイタリアの高級傘マリアフランチェスコ。お店には他では見られないほどの種類のマリアフランチェスコの傘が並んでおります。
さて、こちらのお店、簡単には説明できませんが、追求された本物のクオリティを持つアイテムを適正価格で販売する。そして、店主の野崎さんから一つ一つのアイテムに対して丁寧に説明を受けて安心して買える。そんなショップだと感じています。
店主の野崎さん。
とっても気さくな方で、ファッションが大好きなお方。
かれこれ30年以上お店を続けてこられて、日本のメンズファッションシーンを長く見続けてこられ、聞けるお話は今まで聞いたことが無い話ばかり。
イタリアはネクタイに代表されるマリネッラ、ペトロニウス、イタリアの名門傘ブランドのマリアフランチェスコともご友人とのこと。
それだけに、後々にご紹介しますが、
大手ではできない、ノザキさんだけにできるエクスクルーシブな買付けの話
が聞ける貴重なお店です。
ちなみに、こちらのお店、こんな感じのバーカウンターで野崎さんが煎れてくれたコーヒーやお酒を飲みながら、心地よいBGMとともにのんびりと談笑しながら買物ができるコンセプトがとても新鮮でした。
私はまだ行ったことが無いのですが、夜はバーとしても営業されているとのことで。夜になると銀座界隈で働くビジネスマンや経営者の方々の社交場として賑わっているそうです。
次は是非とも夜のバーに参加してみたいと思います。
他にも驚いたのが、商品とともに沢山の本が並んでいるところです。野崎さんご自身が読書がお好きとのことで、ご自身が読まれた本が立ち並んでおります。
第一線で活躍されているビジネスマンとお話をする機会が多いためか、実際お話をしているとファッションの話だけでなく、色々な引出しを持っていらっしゃっるんです。野崎さんご自身もこうやって勉強を欠かさないところもさすがですね。
さて、気になるプロダクトはというと。。。
扱っているブランドは、基本的にはイタリアのファクトリーのものだけが並んでおります。どれも野崎さんご自身が直接イタリアに足を運んでネットワークを築かれた、選りすぐりのファクトリーのモノです。
例えばこちらはグローブのオーダー用の革スワッチ。
実はこちら、フランスの元馬具ブランドで、超大手メゾンのH社のグローブを作っているファクトリーブランド
Soli
のグローブです。他にも大手メゾンブランドG社のグローブも一手に請け負っているという非常に優秀なファクトリーです。
画像のスワッチは同ブランドを代表するペッカリーのもの。
モデルサンプルがこちら。
どこかで見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか??
通常のセレクトショップではまず置いてない(置かせてもらえない?)Soliのグローブ。
そして、革スワッチは同ブランドのアイコン的なレザーのペッカリー。
それだけでも貴重なのですが、こちらのお店ではカラーだけでなく、指の長さや甲の周りのサイズを調整したオーダーを常時受け付けているというのでびっくり!
このSoliのペッカリーグローブ、私のグローブ好きの友人も知っており、さすがH社を受けているブランドなだけあって、グローブブランドのイギリスのD社やイタリアのM社のペッカリーグローブよりも質は上ではないかとのこと。
しかも凄いのは、それらのブランドのペッカリーと比べてもかなり安いという。
既製品のグローブだと手の甲と指の長さのどちらかを犠牲にして選ばざるを得ない方も多いのではないでしょうか?私もそのうちの一人だったのですが、このオーダープランであれば期待大です。
もちろん、ナッパやディアスキン、スエード、中にはカピバラのスエードなんていう変わり種のレザーが各色揃っているので、お好みのレザーとお好みのカラーで、自分にフィットするグローブが作れるのは、サイズ選びに苦戦している人には有難いですね。
他には、カシミアマフラーのオーダーも。
こんなバンチブック見たのは初めてです。
中身はというと。
色鮮やかなカシミアがズラーっと並んでおります。
このカシミア、イタリアは某生地ブランドのL社のもので、ファクトリーも同社のメゾンと同じとのこと。でも価格はその半分以下というから凄い。。。
他にはアパレルだと、Batistoniというイタリアのシャツブランドがやっているアパレルが置いてあります。
私自身初めて聞いたブランドですが、ローマにショップがあるそうで、イタリアではかなり有名だそうです。日本ではまず扱っているところを見たことがありません。
Batistoniといえばシャツがとても有名とのことで、野崎さん曰く、シャルべやフライに勝るとも劣らない物作りをしているとのことです。
もちろん、価格帯もシャルべなんなかと並ぶ金額なのでおいそれとは買えません。汗
他にはというと。。。
こちらは色々なセレクトショップなどで展開していることが多いのでご存知の方も多いのではないでしょうか?
Petronius(ペトロニウス)
のネクタイ。
とはいえ、こちらのお店のペトロニウス、通常展開されているペトロニウスのネクタイともちろん違いがあります。
こちらのお店のペトロニウスのネクタイは、生地が80’sのビンテージ生地のものだけが使われているとのこと、また、通常は別布が使われるのが一枚仕立てのチンクエフォールドで作られているんです。
それができるのはペトロニウスと仲の良い野崎さんだからこそだそうです。
あまりの発色の綺麗さに一目惚れし、ついつい一本逝ってしまいました。笑
色味は夏物寄りですが、関係なく秋冬も使ってやります!
他には、こちらのお店の強みの一つである革小物。財布類からバック類まで。
カラフルなカラーの財布が素敵ですねぇ。
ポケットチーフももちろん抜かりなく。
バッグのカラーもどれも素敵です。
こちらのレザーアイテムも、拘り抜かれたイタリアのファクトリーで拘り抜かれたアルチェレザーで作られたモノ。
バックの仕様等は野崎さんのオリジナルでオーダーしたもので、野崎さんの名前の一部を冠した「NOBUNOZA」ブランドで展開されております。
メーカー名を忘れてしまって恐縮なのですが、某有名メゾンで使われているレザーと全く同じモノが使われているとこと。
でも、やはり値段は半額以下。
そして何より素敵のが、どれも発色が綺麗なものばかり。ウィメンズでは見かけることがある色でも、メンズではまず見ない色ばかりです。
私の今年のテーマの「カラーに拘る」というコンセプトにもマッチしたこともあり、バックは迷いなく逝ってしまいました。
他にも見ていたら、このバッグに合わせる財布もついでにと。笑
散財してしまいました。汗
ちなみに、ハラコでできたこんなトートバッグも面白かったです。
この辺りのアイテムはまた別にご紹介させていただきたいので、次の機会に改めてご紹介させてください。
などなど。他にも日本では扱いの無いサルトリアのスーツのフルオーダーなども扱っており、どれも一級品ばかりが揃っております。
どれも魅力的なものばかりですが、まともに揃えようと思ったらお金がいくらあっても足りないので、危険なところでもあります。笑
30数年間、雑誌などのメディアにも出ることなくひっそりと、でも着実に続けてこられたお店。バブル崩壊やリーマンショックを乗り越え、今もなお根強いファンが集まるお店。
今はまだ数回しか訪れたことがありませんが、これから先も通い続けたい、そんなお店に出会うことができたと思います。
お酒とファッションが好きな方、是非一度訪れてみてください!一見すると敷居が高く見えますが、扱っているモノは他では見られないものばかりですし、フランクな野崎さんとのお話もとても楽しめると思います!
ではでは、今回もありがとうごさいました。