おはようございます!
なおきです!!
いよいよ8月も終盤になりましたね!春夏モノのセールもひと段落して,既にFWのアイテムの入荷も始まり,徐々に今年のFWのコーディネートについて思いを巡らせる方も多いのではないでしょうか。
かく言う私もドレスアイテムについては,7月中旬には7割ほど仕込みが完了し,あとは仕上がりを待つのみなので楽しみです!
私の場合,例年,2月,3月や8月,9月などのシーズン末期と端境期は,洋服などのアイテムが殆どないため,来る次のシーズンに向けてバッグや靴などの小物類を補充することが多いのです。
今年の春先は,シンプルになりがちな春夏のコーディネートにアクセントを持たせたく,素材感で清涼感を感じさせる,キャンバスとレザーのコンビのバッグが欲しくなっていました(キャンバスオンリーだとオンで使いづらいため。)。
個人的に好きなバッグブランドもあるのですが,オールレザーだったりと,キャンバスを使った,思うようなバッグは無く。そこで,国内外,メンズ・ウィメンズブランド問わず,使えそうなバッグをGoogleで探しまくっていたのですが,どれを見てもこれ!というバッグになかなか出会えず半ば諦めかけておりました。
そんなときに,GoogleとInstagramのアルゴリズムが連携しているのか分かりませんが,私のInstagramの検索ページに,バッグの投稿がやたらと載るようになり。さしたる期待もせず何気なく見ていると,一つのバッグが目に留まったのです。こういうときInstagramって役に立ちますよね。。。
それが,こちらのバッグ!
こちらのバッグ,ブランドはETiAM(エティアム)というメイドインジャパンのバッグブランド。ちなみにETiAMさんのInstagramはこちら。
今まで全く聞いたことが無いバッグブランドだったので,全くのノーマークでした。正直このバッグブランドを見た時,この洗練されたデザインがフランスあたりのヨーロッパのバッグブランド??と思ったほどで,メイドインジャパンだと知ったときはびっくりしたのが第一印象です。実際ETiAMさんのInstagramやホームページを見てみるとどれもセンスの良いバッグや革小物ばかり。
そんなこんなで,このバッグに一目惚れしてしまい,いち早く欲しくなり,とりあえずオンラインサイトを見に行くも完売。いろいろ調べてみると某百貨店のオンラインサイトでも取り扱いがあったのですがここでも完売。( ; ; )そうなると何がなんでも手に入れたくなるのが私のサガ。オンラインサイトで再入荷の見込みもいつになるかもわからないので,ダメ元でETiAMさんの直営店に電話して再入荷がありそうか聞いてみると,奇跡的に実店舗では在庫が一点だけあるとのこと!。無理を言って取り置きをお願いし,次の日に速攻でゲットしに行きました。
それにしても,こんなにも購買意欲と衝動に駆られたアイテムは,洋服や小物類も含めて本当に久しぶりだったので,ゲットしたときの喜びは半端なかったことを覚えています。
早速このバッグを使ってコーディネートしたのがこちら。
私が好きな綺麗目なコーディネートにもばっちりマッチしてくれています!!バッグ自体が洗練されていつつもコーディネートの邪魔をせずに格上げしてくれるデザインが本当に堪らないんです。
そんなこんなで,ETiAMさんのバッグにハマっていまい。。。今度は,よりビジネスでも使いやすそうなバッグが欲しくて6月にリピートしてしまい,こちらのバッグを逝ってしまいました。
さらに,飽き足らず,最初に買ったフラップトートの薄マチがあることを知り,よりオンオフ使いやすいこちらのバッグを先月に逝ってしまいました。。。もうETiAMに完全にハマっております。。。
ということで,今ではETiAM三兄弟になりました。(笑)この後何兄弟までになるんでしょう。(笑)
ちなみに,新しいバッグでもコーディネートしていますが,こちら。
2番目に買ったバッグ。キャンバスの面積が多めなのでよりカジュアルに使うことが目的で買いました。
3番目に買ったバッグのコーディネートがこちら。最初に買ったフラップトートと似ていますが,マチが薄いので,最初に買ったバッグよりも荷物が少なめの時に使っています。2個目でも代用できるのですが,どうしてもこのフラップのデザインに惹かれてしまって買ってしまったんですよね。(笑)
さて,そんなETiAMさん。3個目のバッグを直営店に買いに行った時に,こちらのブログでも皆さんに紹介したく,ダメ元で取材をお願いしたところご快諾いただいたので,今回はこのETiAMさんについてご紹介したいと思います。(前置き長くてすみません。m(__)m)
改めてご紹介すると,このバッグブランドのETiAMさん。2020年にスタートしたメイドインジャパンの,まだ生まれたてのバッグブランド。
まずは,ETiAMさんの名前の由来から。ETは,英語で「永遠」を意味するeternalの頭文字のEとTから。そしてTiAMはペルシャ語で,「初めて出会ったときの,自分の目の輝き」等を意味し,それは,ディスプレイに並べられたバッグを見た時に感動を与えたいという思いから付けられたとのことです。「永遠」と「感動」,素敵な名前の由来ですね。大袈裟ではなく,私自身が一目惚れして買ってしまいましたからまさにTiAMにやられましたね。(笑)
メイドインジャパンのバッグブランドというと,特に老舗のメンズのバッグブランドとなると,機能性が重視されたものや,作り込みがしっかりしているなどのブランドは数多くみるのですが,バッグのデザインや,チョイスする革の種類素材,色など,個人的にイマイチしっくりこないものが多いイメージだったのです。もちろん素敵なバッグブランドもたくさんあるのですが,オンに寄せ過ぎていたり,逆にオフに寄せ過ぎていたり。一方で,海外ブランドとなると,デザインは素敵だけど値段が高過ぎたり,一方で機能性がイマイチだったり,サイズ感が大き過ぎたり等々,コストパフォーマンスも含めてイマイチ触手が動かないものばかりが多かったのです。
その点,このETiAMさんに惹かれた一番の理由は,オンオフ問わず使えて,コーディネートを選ばず,かつとても洗練されたデザインであることなんです。しかも機能性や作り込みもしっかりとしたメイドインジャパン品質でありながら,価格もとても小慣れているという,全てにおいてバランスが取れていて個人的な要求を満たしてくれるブランドなのです。
そんなブランドに対する思いを伺ったところ,日本のモノ作りを大切にしつつ,バッグが主役になるのではなく着ている人の洋服を引き立たせるような洗練されたデザインのバッグ作り,エイジレス,ジェンダーレス,そして何よりも,使っている方の子供や孫まで使ってもらえるバッグ作り,を目指しているとのことです。なんだか日本人らしい奥ゆかしさを感じる思いですね。
実際,お話を伺った方々や他のスタッフさんは皆さん若手でありつつ,とてもファッション感度の高い方々ばかり。若手の女性デザイナーさんも交えてのチームで構成されているそうで,日々バッグの作りやデザインを追求しているとのこと。今,革製品のモノ作りをされる方々の高齢化が著しい中,ファッションが好きな若手が集まって素敵なバッグ作りをするというコンセプトは,個人的にはとても嬉しい限りです。そんなスタッフさん達の秘めたる熱い思いを感じるのと同時に,どこぞの日本のバッグブランドのようにイケイケでギラギラしていない,そんなところもこのETiAMさんの良さだと感じるのです。
さて,このETiAMさん,新宿の伊勢丹メンズ館などにも取り扱いがあるのですが,私が買っているのは東京都墨田区の蔵前にある直営店。こちらの直営店は2021年4月にオープンしたまだ出来立てのショップとのことです。
ショップは地下鉄の蔵前駅を出てすぐ。江戸通りに面したロケーションにあるのですが,このショップエントランスがバッグショップとは思えない,カフェのようなショップエントランス。というのは,実はこの蔵前の直営店,後程ご紹介しますが,バッグや小物類の小売だけでなくカフェまで併設されているオシャレな店舗なんです。
では早速,気になる店内の様子をご紹介をしていきます。
まず,店内に入ると,私の最初に買ったフラップトートのバッグが出迎えてくれました。ETiAMさんの中でも一押しなバッグとのことで,個人的になんだか嬉しくなってしまいます。
店内に入ると中央には綺麗なレザーで彩られた,オシャレな革小物類がたくさんラインナップされています。個人的には,財布などの革小物はハイブランドやインポートブランドよりもこういう日本の革小物の方が好きなんです。理由はめちゃくちゃ長くなるので今回は割愛します。m(__)m
ちなみに店内の奥は工房が併設されており,実際にバック作りをしているところを見学することができます。
工房が併設されて実際に見られるってすごいですよね。物作りの素晴らしさを誰もが見てもらえるスタイルというか姿勢が素敵だと思います。普通は,こういう裏の部分て大人の事情もあったりで隠したくなるもんですよね。クリアにされているところがさすがです。
そしていよいよメインのバッグのラインナップ。
まず目を私が引いたのがこちら。オールレザーのトートバッグ。トープカラーのシュリンクレザーであしらわれたバッグはどことなく洗練されていて,オンオフ問わず使えるバッグですね。しかも,色とデザインが男女問わず使えそうなところがとても素敵です。
次は,私が今,次に買うと決めているのがこちらのバッグ。オールレザーの被せブリーフ。これも同じくトープのシュリンクレザーがあしらわれたブリーフケース。社会人になってブリーフケースを使い始め,色々なブリーフケースを見てきましたが,正直こんな素敵なデザインのブリーフケースは見たことがありません。ブリーフケースとなるとどこもかしこも似たようなデザインのものばかり。この点,このETiAMさんのブリーフケースは,フラップベルトとチャームがついたデザインと,バッグの底近くまでハンドルのパーツがあしらわれており,それがまた洗練されて見えてとても素敵なんです。ちゃんとビジネスにも対応できるバッグを,ETiAMさんらしさを出してラインナップされているところがすごいなぁと感じさせるバッグです。
話が脱線しますが,私個人や私の周りも今,ブリーフケース回帰を考えている人がとても増えているんです。ドレスファッションの一つの方向性として,よりクラシック化が進んできていることから,トートバッグだとカジュアル寄りになってしまう,かといってクラッチだと持ちづらい,などの理由からブリーフに回帰したいという話を良く聞くのです。でも,なかなかちょうどいい塩梅のブリーフケースってないんですよね。この辺も話すと長くなるので,こちらのブリーフケースは買うつもりなので,買った時にまたお話をしたいと思います。
次にこちら。私の買った被せブリーフの薄マチタイプのもので,シュリンクのオールレザーのもの。色はイエローです。バッグでイエロー?と始め見た時は思ったのですが,これを見続けていると,バッグの色で遊ぶのも面白いと思ったのです。というのは,ドレスのルールである小物類の色を統一するという縛りに今まで囚われていたのですが,イエローまでになると,完全に外しという感覚で使えるのでとても面白いと思うんです。実際,海外のオシャレな方々(PITTIスナップに出ているような人では無く。)を見ていると,バッグの色を思い切り遊んでいる方が実は結構多いことに気づきました。とかくコーディネートが暗くなりがちな秋冬には,むしろこういうイエローなどの色をバッグで遊びとして取り入れるのもアリかなと今考えております。
次にこちら。ETiAMさんのバッグというと丸みを帯びたデザインが多いイメージなのですがこちらはスクエアのデザイン。こちらはフラップではないですが,ベルトがワンアクセントになったもの。スクエアの堅牢なイメージもありながら持ち手を長くしたトートで,横長でもなく縦長でもないデザインは,スーツだけではなくジャケパンにも合いそうなデザインですね。ブラックのオフで使えるトートバックは持っていないので,これも今の私の候補の一つです。デザイン性がありつつも男性的なイメージを持ったバッグが欲しいという方にはうってつけだと思います。
これも素敵なバッグの一つでした。あしらわれている素材は,サイドゴアブーツなどに使われるゴム素材のものがふんだんにあしらわれているところ。軽くて丈夫なので使い勝手は抜群ですね。しかも汚れも気にせずにガシガシ使えそうなので,お子様がいる方などがちょっとしたお出かけをするときに持ったりするのもありだと思いました。特に奥のネイビーは,デニムとの相性も良さそうですね。
こちらの変形トートもとても素敵でした。丸みを帯びたデザインはジャケパンとの相性は最高に良さそうです。女性でも使えそうなデザインやサイズ感なので,ユニセックスで使うのも良さそうですね。こういうデザインってなかなか日本のバッグブランドでは見かけない,どこかしらヨーロッパの雰囲気を感じさせるデザイン,かといってヨーロッパブランドの真似ものでない,独特の雰囲気がとても素敵だと感じました。
こちらはどちらかというと女性向きのバックですね。ただ,付言したいのは,上の画像のグリーンのバッグ。とても綺麗なグリーンですよね。デザインの可愛さもさることながら,目を引く綺麗なグリーンのカラーのチョイスは,さすがの一言です。
こちらは私が買ったバッグですね。キャンバスとレザーのコンビのものになりますが,このキャンバスの作りがまた半端ないんです。詳しくは後編にて書きますが,キャンバスに対する思いが並々ならないことが伝わってきます。ちなみに,奥のバッグのカラーはブラック。ちゃんとビジネスでも使えるカラーもラインナップされているので,手前のトープが使いづらいと思う方やビジネス的にブラックの方が使いやすい方は,ブラックをチョイスするのもアリだと思います。
こちらは,春夏のシーズン性に特化されたキャンバス素材のバッグ。とにかく軽くて丈夫。一番上のトートバッグはデザインとしてはとてもシンプルですが,ハンドルのレザーがイエローなので,キャンバスがライトグレーという配色。こういうカラー配色もなかなか日本のバッグブランドで見ることができないので,ETiAMさんならではのセンスの良さだと感じるバッグです。
こんな感じで,一部のご紹介になってしまいましたが,まだまだ店内には紹介しきれないバッグがたくさんあるので,興味がある方は是非お店に足を運んでみてください。
さてさて,バッグ選びもひと段落して,ちょっと休憩したいなという方には特におすすめなのが,先ほどチラッと書きました店舗に併設されたカフェ。
カフェ併設といえば,世界的なハイブランドのクソ高いカフェがあるのは知っていますが,バッグショップにカフェが併設されているなんて初めて見ました。というのもこの蔵前,カフェ好きな人であればご存じかもしれませんが,東京ではカフェの街として知られるほどカフェが多い街なのだそうです。銀座や青山,表参道,代官山などとはまた違う,独特な下町らしさのある長閑な街であり,実際街を歩いているとたくさんのオシャレなカフェがあります。
2階,3階に開放的なテーブル席があり,2階にはオープンテラスの席まであり,木材を基調とした什器があしらわれ,木の温もりを感じながら落ち着いてのんびりとコーヒーを飲めるスペースまであるので,カフェだけでの利用も十分に楽しめますね。
カフェを併設した理由を尋ねると,蔵前がカフェの街であると同時に,蔵前周辺が昔から革製品のモノ作りが盛んな街であることから,それらを融合させて,バッグや小物選びをした後はのんびりとカフェで過ごしてもらいたいという思いからだそうです。私個人も,父の実家が浅草なので,小さいころから蔵前周辺は馴染みのある景色なので,そんなこんなもあってとても落ち着くショップです。
さてさて,そんなこんなで,新進気鋭のバッグブランドのETiAMさんを前編でご紹介させていただきました。知名度としてはまだまだこれからかもしれませんが,ブランドコンセプトやバックの作り,デザイン等々は既に国内外の他のブランドを凌駕する実力を持っていると思います(実際に目利きの厳しい新宿伊勢丹メンズ館が扱っていることもその証左ですね。)。正直,バッグ難民だった私にある意味で終止符を打ってくれたバッグブランドがETiAMさんです。
ご自宅が近い方はカフェしがてら伺ってみてもよいと思いますし,遠方の方は公式ホームページや公式Instagramからもその世界観は十分に感じられると思います。
後編では,私が買ったバッグを使ってETiAMさんのバッグの素敵なところを紹介していきたいと思います。
なお,宣伝になりますが,このETiAMさん,8月31日から阪急メンズ東京のバック売り場でも展開が始まるとのことです。概要は以下の通りです。
・阪急メンズ東京 B1F バッグ売場
・ETiAM 阪急メンズ東京店
・電話番号 03-6252-5287(地下1Fバッグ売場直通)
お近くに行った際は是非ETiAMさんのバックを見に行ってみてください!本当に素敵ですよ!
ではでは,長くなってしまいましたがありがとうございました!!後編もよろしくお願いします!