おはようございます!
なおきです!
お題は春夏の間違えではありません 笑
かといって、服飾関係者や気取っていたり、キチ●●感アピールをするわでもありません 笑
私の頭の中、オンシーズンが7割、残り3割はオフシーズンのことを考えております。
というのは、様々な理由があるのですが、最も大きな理由は、それだけ、ジャケット生地やスーツ生地を見ているのが楽しい!ということが自分にとって一番の理由です。
なので、それについて何か言われたとしても、好きだから、としか言いようがありません 汗
強いて言うなら、先のシーズンも見据えつつ、オンシーズンを迎えることで、なるべくシーズンレスに統一性を図ったアイテムを揃えるようにしている、というのが、もっともらしい理由でしょうか。
とまあ、偉そうな御託はほどほどにして。早速本題に。
私が来秋冬に着たいジャケットは、
カントリーテイストのツイードジャケット
です。
昨今の◯◯調に乗っているのかも知れませんが、インスタなどのメディアで、カントリーテイストのツイードジャケットをうまく着こなしているファッショニスタを多く見すぎた影響が大きいです 笑
画像を拝借してきますと、
こんな感じのオーバーペーンチェックや、
こんな感じのガンクラブ
こんな感じのヘリンボーンや
またこんな感じなど、
色味や柄はともかく、イメージとするところはこんなところです。
今までイタリアの生地メーカーのツイード生地は作ったりしてみたのですが、やはりどことなく物足りない。
色艶があって、コントラストのはっきりしたイタリアっぽい生地は飽きやすいというか、なんとなくもっと土ぽさというか、もっと野暮ったい感じの素材に憧れを持ち始めたのです。
ここ数年も、いつも作るテーラーの店長さんからご提案はいただいていたのですが、そのときは、あまりピンとこなく。
ところが、去年の夏くらいからだんだん気になり始めて来まして。。。
当時はイギリスのツイードのゴアゴアした素材感があまり好きでなかったのと、ウエイトが重いためかかさばるので、スリムフィットを求めていた頃の自分にはあまり魅力を感じませんでした。
一方、昨今のゆったりシルエットに加え、私の趣向も変わってきたこともあり、だんだんイギリス生地のツイードが気になり始めて来ました。
そこで、私なりにツイードについて色々とネットなどで調べてみたところ始めて知ったこともあり、ご存知の方も多いかと思いますが、こちらでご紹介させてください。
ツイードと一言に言っても、なにやら以下の4大ツイードに分類されるそうです。
1 かの有名な ハリスツイード
2 ドネガルツイード
3 シェトランドツイード
4 チェビオットツイード
調べてみるとどれも魅力的な生地です。拾い物の画像になってしまいますが、比較したいと思います。
まず、1のハリスツイード
生地画像は拾い物ですが、
某100円ショップでも見かけるほど出回っておりますので、イメージしやすいと思います。簡単に言うと、ざっくりと織られた、ちょっとゴアゴアした感じの手触りが特徴のツイード生地ですね。
とあるサイトの紹介によると、
「ハリスツイードは、英国スコットランド北西部のアウター・ヘブリディーズ群島の人々が、漁などの作業着などに使っていた、白髪のような差し毛の混じった粗い手ざわりで素朴な感じがする毛織物です。
多くは群島内のハリス島やルイス島で職人たちが羊の新毛を手で紡いだ糸を手織ったもの。
目の粗いざっくりとした生地は、杉綾や格子柄などの古典的な柄が多く、独特の風合いと色味があり、その防寒性はカシミヤにも負けないほどの暖かさがあります。
海での作業中、厳しい環境を暖かく過ごせるハリスツイードのその重厚さ、存在感はカシミアなどやさしい柔らかな風合いの素材とはまったく性質の異なるもの」
とのことです。
この生地はジャケットとして着るよりもコート代わりに使ってもいいかななんて考えております。
私的には、色柄がとても鮮やかで、イタリア生地とは違うポップさを感じる生地なので、来秋冬の有力候補の1つです。
次に、2ドネガルツイードです。
私もきちんとと名前を知ったのは最近なのですが、この柄は前から結構見かける生地です。
こんな感じです。
このネップ感がドネガルの大きな特徴です。
再度とあるサイトからの引用で、
「アイリッシュツイードの代名詞とされるドネガルツイード(ドニゴールツイード)は、アイルランドのドニゴール地方の農家が手紡ぎ・手織りで作る素朴な風合いが持ち味なホームスパンのこと。
家内生産的に作られる太さに差のある紡毛糸で織られるため、その織り上がりにはラフな感じがありカントリー調で暖かみのある。
ドネガルツイードに見られるネップ(節糸)は、製織時、手紡ぎ糸が自然に絡まってしまうことによりできる本来なら織りむらとなる部分だが、
染め上がりが異なるため、このツイードの野性味のある大きな特徴。」
とのことです。
実は、春夏もののジャケット生地でサマーツイードのネップ調の生地が有力候補にあります。
とある生地マーチャントにあることは知ってますが、ちょっと値段が張るので悩みどころです。
秋冬には、このネップ感をシングルジャケットで仕立てて、デニムシャツに、なんて合わせがしたくて、かなり高い確率で作る予定です!
と、残りの2つもご紹介したいところですが、そろそろ長くなって来たので、次回にご紹介させてください m(__)m
実は、こうやって秋冬のコンセプトを考えると、春夏に着たいもののヒントになったりするんです。
つまり、春夏に着たいなって思うのは、こういうカントリーチックなジャケットなんです。
また、秋冬は色々と費用が嵩むため、早い段階で予算固めをして、イメージに近い生地でコストに合う生地をゆっくり探したりしております。
秋冬を考えて春夏のジャケットを作ると、9月から10月にかけての谷間をうまく繋げて、秋冬にバトンタッチできる。それが理想です。
では、次回は、残りの2つのツイードのご紹介をした上で、最後に秋冬のジャケットのイメージを固めて行きたいと思います。
中途半端になってしまいましたが、今回もありがとうございました!