発見!!新進気鋭の国産バッグブランドETiAM(後編)

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おはようございます!

 

なおきです。

 

さてさて,前編では最近私がハマりにハマったバッグブランドETiAMさんについてご紹介させていただきました。この後編では,実際に私が買ったバッグのご紹介とともに,そのETiAMさんのバッグの作りの素晴らしさをお伝えしていこうと思います。

 

まず,前編に書きましたが,私が初めてETiAMさんを知るきっかけとなり,私を虜にさせたバッグがこちら。

 

ボディがキャンバスで被せフラップのシュリンクレザーのコンビネーションの,被せトートバッグ。レザーカラーはオーク。このバッグを買った理由は前編に書いてあるので,よろしければそちらをご覧ください。

 

詳しい説明に入る前に,改めて,キャンバス素材を使用しながらもどこと無く品がある佇まいは見ていて本当に飽きません。それは,一つ一つの細部のこだわりが積み重なって全体としてバランスの取れた一つのバックになっているからなんだと思います。

 

では早速,その細部について見ていきましょう。まずはこのバッグの顔でもあるフラップ部分。

 

フラップ部分からハンドル部分にあしらわれているレザーは,レザーの産地で有名な姫路産のレザーで,カラーはオーク。型押しでない,ナチュラルなシュリンクレザーが使われています。ちなみに,このオークのカラーは革屋さんに別注をかけたカラーだそうです。発色がとても綺麗で,レザーはしっとりしていて手触りが良く,海外のタンナーのレザーにも勝るとも劣らない質感だと思います。

 

フラップのデザインを格上げするベルト。実はこれはイミテーションになっていて,実際はフラップ部分はマグネット式になっています。

このように,フラップを開閉しやすいようにマグネット式になっています。実際,ベルト式でもよいのですが,個人的にはこのようにフラップ式の方がベルトの出し入れがない分使いやすいのでありがたいです。

ここで注目なのは,マグネットの部分までしっかりと同質のレザーで綺麗に覆われているところ。意外とマグネット剥き出しみたいなものが多い中,同質レザーで目立たないように綺麗に覆うという,手が込んだ作り込みであると同時にデザインを損ねない配慮が素敵ですね。ちなみに,マグネットの強度は,閉じているときは余程のことがない限り開かず,かといって開くときには軽い力で開けられるちょうどいい塩梅の強度です。このあたりもきっと色々と試行錯誤を重ねられたのが伝わってきます。ちなみに,フラップの裏側には同色の人工スエードがあしらわれていて,フラップを開けたときにもきちんと品を保ってくれているのが嬉しいポイントです。

 

次に,ボディのキャンバス部分についてです。実はETiAMのバッグの虜となった一番の部分がこのキャンバス部分なんです。

画像からはなかなか伝わりづらいかもしれませんが,このキャンバス,縦が白の糸で横がベージュの細番手の糸で非常に目が詰まって織り込まれているんです。まず,細い糸で目が細かく織り込まれているため,織り目が細かくなり,同じキャンバスといってもとても上品な仕上がりになっているのです。そして,何よりも織り込まれている糸が単色ではなく白とベージュで細かく織り込まれているためメランジ感が出て,とても上品な色に見えるのです。白単色だとキャンバスが強調され過ぎてしまいますし,かといってベージュ単色だとぼんやりとしたバッグになってしまいますよね。この白とベージュの細番手の糸で,細かく織り込まれているからこそ出るからこそ,キャンバスでありながらとても上品に仕上がっているのだと感じるのです。

 

ちなみに,キャンバスというと春夏素材で秋冬には使いづらいイメージがありますが,ベージュが織り込まれているため程よく温もりも感じるので,次に書く理由とともに秋冬でもむしろガンガン使えるところが本当にオススメポイントなんです。

 

そして,このキャンバス,Instagramで初めて見たときは普通のキャンバスだと思っていたのですが,実際手にとってみると明らかに質感が違うんです。というのは,このキャンバスにはポリカーボネートが施されているんです。簡単にいうと防水加工のように表面に特殊なコーティングがなされているのです。このポリカーボネートのおかげでキャンバスの弱点である防水性が向上されて,より使い勝手がいい仕様になっているのです。一方で,ポリカーボネートが施されていても艶が出過ぎないようにうまく調整されているせいか,キャンバスの質感がしっかり出ているのも本当に技術力の高さが窺えるポイントの一つです。手触りもとてもしなやかで,しっとりとしていて,触り心地はレザーのそれと近い感じがします。

 

なので,実際の見た目はキャンバスでありながら程よく艶感もあるので,キャンバス感が前面に強く出ない分,先述のキャンバス色の出方や質感と相まって,春夏だけでなく秋冬でも違和感なく使えるようになっているのです。当初は春夏向けにと思って探して買ったバックでしたが,これは逆に嬉しい誤算でした。(笑)なので,これからの秋冬のシーズンもガンガン使っていこうかと思います。

 

次に,バッグの外側(裏)はこんな感じでバックポケットがついています。

よくある,気持ち付けておきました,といったサイズのものではなく,十分な容量があるので,スマホや定期,ハンカチだけでなく,ある程度の大きさのものでも頻繁に出し入れするものを入れておけるので,こういう細かい気遣いはとても嬉しいポイントです。ちゃんとこういうところも考えて計算されたサイズなんだろうなぁと勝手ながら思ってしまいます。

 

そして,見ていただくと分かるとおり,裏面のほぼ全面までほとんどキャンバスがあしらわれているのですが,これって何気ないところですが実はすごい技術なんですよ。

この画像のバッグの横の部分を見ていただくと分かると思うのですが,バッグの横に縫い目がないんです。つまり,普通ならフロントとサイドとバックでそれぞれパーツを組み合わせて一つのバッグになることが殆どだと思うのですが,このバックは敢えてその方法を取らずに,一枚のキャンバスを贅沢に使い,うまく成形させているんです。なぜなら,パーツを分けて組み合わせるとその余計なパーツを繋ぐ余計なパーツが出てしまうことや,その縫い目が出てしまうことで,バック全体の上品さが損なわれてしまうとの思いからだそうなんです。事実,私自身もこのバック,何でキャンバスバックなのにカジュアル感が少なく上品に感じるんだろうと思っていたのですが,この話を聞いてとても納得です。そして,一枚のキャンバスだけでちゃんと自立するんです。その成形技術はパターンから縫製まで,考え抜かれたからこそできる賜物だと実感させられました。

 

キャンバスバックであることのコンセプトは崩さずに,上品さをしっかりと出す。それをしっかりとした技術で作る。まさに技術とデザインの融合の素晴らしさですね。なかなか海外のインポートブランドでは出てこない発想であり,簡単にはできない技術だと思います。

 

外側では最後になりますが,底鋲もちゃんと配されています。

この底鋲の機能については色々とあると思いますが,ETiAMさんとしては,バックを置いたときにさりげなく響く金属音を感じてもらいたいからとのことでした。もちろん私個人もそういうさりげない要素も好きなのですが,外出中にどうしてもバッグを地面に置かなければならないときに,バックそのものが地面に触れるのが衛生的にどうしても苦手なのです(かなりどうでもいい理由ですよね。)。底鋲が付いていれば,帰ってからウェットティッシュなどで拭き取れるので,私個人としては底鋲が付いていてくれると本当にありがたいのです。

 

そして,次に少しマニアックになるのですが,私がバックを買った時にまず見てしまうポイントがあるのです。それがこちら。

 

どこかというと,コバの部分なのです。画像では伝わりづらいですが,このコバ,普通だと黒色のコバが使われるところ,なんと同色系のコバ剤を使っているのです。同色系のコバが使われることで余計な色が入ってこないため上品さがきちんと保たれているんですね。ここ,結構個人的には拘っているところでして,意外に同色系のコバが使われているバックが少ないので,とても嬉しいポイントなんです。そして,なによりもムラなく綺麗にしっかりと塗られているところが本当に素晴らしいです。高価格のバックでもこのコバが意外と適当なもの多くあったりして,後からすぐに剥がれしまうものもあったりするので,コバの処理まできちんと手抜かりなくなされていることはETiAMさんのバック作りに対する強い思いが伝わってくるところです。

 

そして,コバのついでにハンドル部分のステッチ位置も個人的にとても気に入ったポイントなんです。(マニアックすぎる拘りポイントなのでスルーしていただいても大丈夫です(笑)。。。)

 

このステッチ位置,ギリギリまで攻め過ぎていなく,かと言って幅をとり過ぎていない絶妙な位置に配されているところが素敵だと思うポイントなんです。何が言いたいかというと,スーツやジャケットをオーダーするときも,ラペルのステッチの位置ってその選んだ生地やカジュアルに寄せたいかフォーマルに寄せたいかで変わってきますよね。それと同じで,バックのハンドルのこのステッチの位置も,攻めすぎると綺麗になり過ぎてしまうし,かといってこれ以上幅を出すとカジュアル感が強く出過ぎてダメなんです。これくらいの位置が,このバックのデザインコンセプトにぴったりマッチしていて,ちょうど良いのです。デザイナーさんの意図があってか縫製上の都合かそこは尋ねませんでしたが(個人的なマニアックな拘り過ぎて),個人的にこのバックのお気に入りのポイントの一つなんです。

 

ちょっとマニアックな話になってしまいましたが,このバックの蘊蓄がここで終わらないところがすごいところ。次はこちら。

 

デザインの意匠として用いられたチャームと取り付けられた金具もさりげなくワンポイントになって可愛いですよね。このチャームのデザインももちろんお気に入りなんですが,チャームの先に取り付けられた金具がまたすごいんです。

 

これ,真鍮製なのですが量産しやすい金型ものではないんです。細かい説明ができなくて恐縮ですが,伝統的な砂型で時間と手間をかけられて作られているそうなんです。


画像を頂いたのですが,砂型の画像がこちら。

このように一つ一つ綺麗な真鍮の金具が出来上がるとのことです。金型でないのが素人の自分でも一目見てもわかります。

 

このように湾曲したデザインは,このように伝統的な真鍮製法だからこそ作れるそうなんです。たった一つの金具されど一つの金具,その金具にまで拘り抜いているところが脱帽です。このあたり,金型の金具でメッキ仕様のものなどが多く使われているバックなどは良く見ますが,メッキとかだと後々剥がれてきたりして見窄らしくなってきてしまいますよね。あえて真鍮を使用したのは,真鍮は,使い込むほどに味が出て,丸味のあるデザインからかどことなく温もりも感じて欲しいからとのことです。ワンポイントのデザインで真鍮を取り入れる,しかもバック全体のデザインのコンセプトにもマッチしたデザインで作られて,たとえワンポイントのパーツであっても手抜かりしないところ,さすがの一言に尽きます。このワンポイントとなるチャームと真鍮があるおかげでバックのデザインが格上げされるばかりでなく,金具の作り込みまで拘る姿勢にますますETiAMさんの虜になりました。

 

 

次にこちらのバッグのサイズです。公式サイトの商品概要欄にもサイズの記載があるのですが,実際に測ってみました。まずはバッグの高さから。

 

高さは,33cm。通常のメンズのバッグの高さが30cm前後なので,ちょうどいいサイズ感ですね。

 

次に横幅。

横は45cmと比較的幅が大きめです。

 

最後にマチ(奥行き)です。

マチは18cmとかなりたっぷりと採られています。

 

正直申しますと,日常使いのバッグの中では比較的大きめの部類に入るかなと思います。それなのに,このように敢えてサイズを測ってご紹介した理由は,このバッグの特徴である,丸みを帯びたデザインでありつつも,エレガントで洗練されたデザインに感じるにはちょうどいい大きさだと思ったからなんです。これより小さいと,ややフェミニン寄りになり過ぎてしまいますし,大き過ぎてしまうと完全に旅行カバンになってしまう。実際は,荷物が少ない日は多少大きいかなと思うことがありますが,このデザインが故にこの大きさがちょうどいいバランスだと思うのでその大きさは全く気になりません。デザインとサイズ感も敢えて計算されてこのサイズ感になった一つの理由なのかなとも思ってしまいます。

 

このバッグの大きさ,一泊二日の旅行なら余裕でいけてしまいます。中にちょっとしたクラッチバックが入るほどなので,旅先でバックを変えるという使い方もありですね。

 

ちなみに,サイズ感が伝わってもらえるように蔵前店の石川店長に実際に持って頂きました。

 

サイズの数値だけで見ると大ぶりかもですが,実際に持っているところを見るとそこまで大きさを感じさせないと思います。それはきっとこのバッグのデザインや雰囲気がそう感じさせてくれるのですね。ちなみに石川店長が持っているカラーはブラック。このブラックがまたこの丸みのあるデザインのキャンバス素材のバックを一層引き立ててくれるので,私は別色のオークを買いましたが,このブラックが個人的にはオススメです。

 

そして,最後にバッグの内側です。ここは先出しておきますが,さすが日本のバックブランド!といいたくなるほど,機能性にも拘って作られています。細部まで手抜かりしないところがさすがETiAMさんだなぁと,最後の最後まで実感させられました。

 

まずは使用されているのは裏地。裏地は,ナイロンとポリエステルの素材が使用されています。フラップの裏側に使われている人工スエードをそのまま使用しなかったのか伺ったのですが,人工スエードは汚れが目立ちやすいことや,メンテナンスの理由から敢えて人工スエードを使用しなかったそうです。ここは意見が分かれるところかもしれませんが,私の手持ちのバッグの裏地が人工スエードのモノで考えてみると,確かに,汚れが付着しやすいことや,細かい埃などを掃除しづらいことなどは感じていたところでもありました。

 

ですので,ポリエステルとナイロン素材のものだとなにも気にせずにガシガシ使えるので,逆に人工スエードでなくてよかったというのが本音です。しかも,画像からは伝わりづらいですが,かなり目が細かく丈夫に織り込まれているので,本当に丈夫な素材なのです。人工スエードでも穴が開いてしまったなんて話聞きますから実用性の面でもこの素材で正解だと思います。なお,裏地にはETiAMさんのブランドロゴのEの文字がプリントではなくジャガード織りであしらわれているところ。正直,裏地なんて見えないところなので,プリントにして製造工程を省くことができたと思いますが,それを敢えてしないところが本当にさすがですね。

 

似た画像になってすみません。背面部分に収納が大1小2あって,入れるものによって収納場所を使い分けられるのもとても便利です。これも画像では伝わりづらいのですが,収納大の方が少しマチがあって,モノの出し入れが便利なんです。特に私のようなガサツな人間の場合,適当にモノを出し入れしたい時にマチがあるおかげで,いちいちマチを開いて入れる必要がないので本当に重宝しています。(笑)実は,本来の用途が別にあってそのためにマチがあるのですが,それは次にご紹介します。

 

はい。この収納大の方の本当の用途は,PCの収納ケースになっているところなんです。

画像では13インチPCを入れていますが,15インチのPCまでしっかりと収納が可能とのこと。しかもスナップボタンがしっかりついているので,不測の事態が起きてもバックからPCが飛び出ることがないので安心ですね。しかし,それだけではないのがETiAMさんのすごいところ。実は収納大の方は裏地の中にウレタンが貼られており,PCを衝撃からも保護してくれるのです。こういう細かい気遣いが本当に嬉しいですよね。海外のバックブランドではまず見ない気遣いです。(笑)

 

そして,バッグの前部にはジッパー付きの収納もしっかりと完備しています。

 

やはり大切なものはジッパー付きの収納の中に入れたいですよね。そのあたりの配慮もしっかりと図ってくれています。私の手持ちの大きめの長財布から名刺入れ小銭入れなどを入れても余りあるほどの収納力です。ジッパーも非常にスムーズでストレスなく使えるところも,ちゃんと一つ一つのパーツに拘っている証だと改めて実感しました。

 

さてさて,最後になりますが,既に公式サイトなどでこのバックを見た方はお分かりかと思いますが,私が一番感動したのは,何よりもこれだけの素敵なデザイン,作り,機能性を有していながらもその値段なんです。このバックの値段,なんと税込5万5000円。

 

正直今まで,大きなバックブランドから個人がやっているような小さなバックブランドまで色々なバックを見てきましたが,総合的に考えてこの値段が上代価格なんて本当にびっくりです。個人的な感想ですが,この手(デザインやサイズ感)のバックで伊勢丹などで売られるような国産ブランドあれば大体8万円前後,海外ブランドであれば10は余裕で越える価格になって来る印象です。

 

原材料価格や人件費の高騰が著しいこのご時世に,本当に良心的な価格で素敵なバックを提案してくれるETiAMさんには本当に感謝です。そんなこともあって是非皆さんにも知っていただきたいと思い,この度ご紹介させていただきました。

 

なお,宣伝になりますが,このETiAMさん,8月31日から阪急メンズ東京のバック売り場でも展開が始まるとのことです。概要は以下の通りです。

・阪急メンズ東京 B1F バッグ売場
・ETiAM 阪急メンズ東京店
・電話番号 03-6252-5287(地下1Fバッグ売場直通)

お近くに行った際は是非ETiAMさんのバックを見に行ってみてください!本当に素敵ですよ!

 

最後になりますが,ETiAMさんのキャンバストート,キャンバスなら春夏,という概念を覆してくれるほど秋冬にも馴染む素材感と質感ですのでこれからもガンガン使えますし,オールレザーのモノも素敵なので是非是非オススメです!

 

ではでは今回も長くなりましたがありがとうございました!!

 

 

 

 

 

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