秋の始まりはBORRIELLOのシャツのMTMから その1

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こんにちは!

 

なおきです!

 

厳密な意味では今日が私の番ではないのですが,他のメンバーよりもブログのアップが一回分遅れているので,本日アップします!といっても,また来週の土曜が私の番なので,ちょっとタイトですが頑張りますのでよろしくお願いいたします。

 

さて!暑くなったり涼しくなったりする日が続きますが,朝晩は特に気持ちいい季節になりましたね!

 

この端境期,前回はEMMETIのレザーアウターのお話をしましたが,この時期に活躍するドレスアイテムといえばシャツですよね!!

 

ひと頃前に比べて個人的なシャツブームは沈静化していましたが,実はここ最近またシャツブームが復活しつつあるのです。ジャケットの下に着るのはなんだかんだシャツが一番かっこいい。単純な理由です。

 

フィナモレやバルバ,ジャンネットなどの数多あるシャツブランドの中で,私が特に好きなのが,ナポリはシャツブランドの雄,

BORRIELLO(ボリエッロ)

今回は,その1として,私がインポートのシャツブランドで大好きなBORRIELLOについてご紹介し,次回,その2で,MTMした内容についてご紹介したいと思います。

 

BORRIELLOについて簡単にブランド説明をしますと,「クレリア・ボリエッロ氏によりナポリの近郊にある小さな街バーラで小さなワークショップを設立して1980年に創業,高品質な生地、独自のパターン、シャツ作りの技術に目を付けた有名ブランドからOEM(受託製造)も手掛けるようになり、瞬く間に高級シャツメーカーとしての地位を獲得し,現在は2代目のファビオ・ボリエッロ氏が跡を継ぎ,品質を維持するため生産規模は拡大せず、35人ほどの職人と2つの工場で、オリジナルのシャツを全てナポリで製造し続けている」とのこと。日本でも,ビームスや伊勢丹などなど数多くのショップが扱っているブランドなんです。

 

そんな私の大好きなBORRIELLOのシャツ。以前も,エリオポール銀座店においてBOLLIERROのオーダーをして,TOKYO GENTSのYou tubeにもアップしていますが,値段に対してのクロリティが抜群にいいんです(フィナモレやバルバ,ルイジボレリなどとてもいいシャツですがゆうに3万円超え。ものによっては4万円代後半。。。そんな中,ボリュームゾーンは未だにアンダー3万円で頑張ってくれている数少ない良心的なブランドだと思っています)

 

ちなみに,今回MTMで訪れたのは,BORRIELLOのMTM(オーダー)を扱っている数少ないお店の一つ,JEDIAさん(最近,BORRIELLOに限らず,私がよくいくショップ。)。既製品でも日本人の体型を十分に考慮されたパターンとサイジングなのですが,どうせなら自分の好きな色柄や襟やカフスの形,そして,より気に入ったフィッティングにしたいため,今回もMTMをすることにしたのです。

 

 

さて,BORRIELLOの中でも私が特に好きなのが,この襟の形。

 

 

 

襟型についてはいくつかあるのですが,詳しくは私の拙い説明よりもJEDIAさんのブログの方が参考になりますので,そちらをご参考いただけたらです。いくつか襟のパターンがあるのですが,どのパターンも一言でいうと襟の雰囲気がセクシー。開きすぎず,閉じすぎず,また襟元から襟先まで綺麗にロールした曲線美に魅入られてしまうんです。

 

 

そして,BORRIELLOのシャツは,もっとも高価格帯のものだと,デザインと裁断,袖付け(アームホール),ヨーク(後肩),カラー(襟付け),カフス,剣ボロ、かんぬき,ガゼット,ボタンホール,ボタンの全てが手縫いになるこだわり様。他のブランドだとゆうに4万円を超えてくる仕様です。

 

それでは,BORRIELLOのシャツのディティールを見ていきますと,まずは高級シャツでお約束の「ガゼット仕様」と「千鳥掛け」と「白蝶貝」。

ガゼットとは,裾の前身と後身が合わさった部分を補強すための5角形の補強布のこと。元々はこの部分が裂けてしまい易かった為、それを防ぐ意味で取り付けられていたもので、現在では縫製技術も進歩して実際はそこまで必要ないとのことですが,やはりあるとテンションが上がるディティールの一つです。BORRIELLOの「B」の文字が誇らしげに刺繍されていますね。廉価のシャツでもガゼットが付いているものはたくさんあるのですが刺繍がなされているものはほとんど見かけません。ブランドの自信ですね。

 

千鳥掛けのボタン付け。一般にシャツのボタン付けは,×か=の字に留められることが多いですが、鳥の足のような千鳥かけで留められています。これはミシンでは出来ないことでその作業は全て手作業で行われるため手間がかかっているディティールの一つ。千鳥掛けの何がいいかというと,千鳥掛けにすることでボタンを留める中心点が僅かにずれ、ボタンに微妙な傾斜が付くことです。これにより微妙な傾斜がボタンを付けやすくするという利点が生まれるのです。

 

 

ボタンも当然プラスティックなどではなく貝ボタン。しかも,貝ボタンのなかでも高瀬貝ボタンよりも高級な白蝶貝ボタン。割れやすいボタンではありますが,天然物なので1つ1つ表情が微妙に違いますし、ボタンにする過程で研磨するため微妙なざらつき感が滑りにくくさせボタンを留めやすくなっているんです。

 

貝ボタンの特徴としては,クリーニング等に出して高熱にさらされた場合,プラスティックボタンでは溶けやすかったり焦げたりと変質しやすいのに対し,貝ボタンでは表面のたん白が剥離することはあってもプラスティックより熱に強く変質しにくい特徴があるとのことです。

 

ちなみに,BORRIELLOのシャツのボタンホールの糸はシルク糸が使われるこだわり。

縫いつけも綺麗でほつれにくいように綺麗に縫い合わされていますね。

 

次に高級シャツのディティールといえば,前見頃の袖付け。

通常シャツの縫製では、作業効率の観点から,見頃(胴体の部分)の裾から縫いはじめ、脇下まで来たところでそのまま袖に移り、袖先まで一気に縫い上げられ,見頃と袖の縫い合わせである脇下の部分は、1点で縫い合わさっています。しかし,人間の手は少し前方に向いているので,この縫い方だと腕を前に出したときに非常に気心地が悪くなるのです。

なので,これを解消するためには袖の中心点を身体に対して前に持っていき,袖付とを前に振ることで必要があります。これをが前振りと言いますが、脇下部分の縫い合わせが、画像のように2cm程度袖が前に付けられることで,腕を前に出しやすくなり,着心地が良くなるのです。

 

そして,ヨークのギャザー。

 

ヨーク部分はギャザー(布が縫い縮められたひだ、縫い付け手法)が入っています。このギャザーがあることで見た目のゆとりとハンドメイド感が伝わってきて,綺麗な背中周りに見せてくれるのです。

 

などなど,ほかにも細かいディティールがあるのですが,着心地と高級感がバランスよく作り込まれたシャツがBORRIELLOのシャツなんです。そして,使われている生地は細番手の生地でどれもとても触り心地がよい生地が使われて,これでアンダー3万円で手に入るシャツなので,決して安くはないですが,長く着ることを考えると高くはないシャツだと感じるのです。

 

シャツについては,直接肌に触れることが多いアイテムでもあり(肌着を付けないことが前提)着心地に大きく関わり,ジャケットを脱げば上着はシャツだけになるので,本来はスーツやジャケットよりもこだわるべきアイテムだと,最近特に感じています。

 

そういう観点もあって,少し値は張りますが,こだわってシャツのMTMをすることにしたのです。

 

次回は,その2でシャツのオーダーの様子について書きたいと思います。

 

ではでは今回もありがとうございました!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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