おはようございます。
10月も気づけばあと2日。今年はあと2ヶ月。1年もあっという間に過ぎて行きますね。残り2ヶ月大切に過ごしたいと思います。
さて、この10月3日、私が好きな英国生地ブランド Fox Brothers の社長である Douglas Cordeaux (ダグラス・コルドー)氏が来日し、トークショーを行うということで、テーラーのMichele&Shinさんより私がFox Brothers のファンということを知ってお誘いいただき、是非もなく参加させていただきました。
インビテーションカードの表には、フォックスらしいチョークストライプフランネルの生地で英国らしいダブルのスーツが気分を盛り上げてくれます。
当日は少し早めに現地に到着。近くのコンビニでコーヒーを買っていると、なにやら只者ではない方々が近くにチラホラ。明らかに参加者だと思いますが、ここは気後れしないようにと言い聞かせながら会場にIN。
会場に入るといろんなシリーズのバンチブックがお出迎え。
フォックスを代表とするチョークフランネルのストライプ生地とプリンスオブウェールズのフランネル生地の反物も。
フォックスのフランネルは日、英、伊のどのブランドのフランネルとも一線を画するオーラがあります。
この只ならぬオーラを放つフランネルに、古今東西の著名人やウェルドレッサーやファッショニスタ達が魅了されるのもなんとなく分かる気がします。
会場に入ると早速トークショーの開始。
左が社長のダグラス氏。右は通訳兼主催社代表の岸さん。
モニターには過去のウェルドレッサー達がフォックスの生地を纏った姿が映し出されて、それにダグラス氏からの解説が入ります。
掻い摘んでお話しすると、
・フォックス社は創業1772年とのこと。その後約250年歴史を誇り、1950年代までは「フランネル」という商標を保持していたとのこと。
・ウェルドレッサーで名を馳せた俳優の、ケーリーグラントに「フランネルはフォックスに限る」と言わせた。
・生地を一反織るのに、高速織機は使わずにゆっくりと時間をかけて織る。上質なメリノウールを使っているため、糸になるべく負担をかけないように織るとのことです。
・創業当初は英国陸軍に生地を降ろしていた。
・アーカイブは創業当初からずっと残っており、今でもデザインインスピレーションを受けている。
などなど、もっと専門的な話などもありましたが、私の浅い知識では理解不足過ぎて適当なことは書けませんのでこの辺りでご容赦を。
それはそうと、ウェルドレッサーの紹介では、第二次世界大戦の雄ウエストンチャーチル氏やウェルドレッサーからも崇拝されるウィンザー公、最近だと007のレイフファインズ氏などがファックスのフランネルを愛用していた話など。
フォックスの歴史とともに、フォックスのフランネルの素晴らしさを知ることができました。
ダグラス氏の話を聞くのと同時に、私の目は来場者の方々のスーツやジャケットに。
袖付きが綺麗で手縫いなのかなぁなど、東京のテーラーさんが一堂に会するこの機会に、仕立てを見比べていたりして楽しんでおりました。
さすが、皆さんステキな作りのジャケットやスーツに身を包んでおられました。
そのあとは、懇親会。
スパークリングワイン片手に皆さん盛り上がっておりました。
私も知人がたまたま来ていたので談笑したり。
ダグラス氏は当然人気なのでなかなか捕まりませんでしたが、ようやく捕まえたところをすかさずパシャり。
ダグラス氏のこのチャコールグレーのチョークストライプのフランネルスーツがまぁ似合うこと。
スーツの仕立てがいいのはこれを見れば説明は不要かと。笑
ダンディで気さくなダグラス氏でした。
この機会に、ダグラス氏がおススメする一番の生地を伺ってみました!
その生地がこちら。
よく見えませんね。汗
アップだと
おススメと言われてもなかなか難易度が高いです。笑
これ単品では綺麗だなと思いますが、とても着こなせる自信はありません。汗
ブリティッシュなツイードの雰囲気が漂うこの生地。チクチクするツイードと違ってスポンジのようにフワフワしています。
仕立てを柔らかくしたら着心地が良さそうです。
ちなみに。私もこのバンチブックのシリーズを改めて拝見して、1着逝ってしまいました!
ホワイト&ブラックのモノトーンのハウンドトゥース。
オーダーしたのは、今回ご招待いただいたMichele&ShinさんのWhite Labelの仕立てで。
White Label は最近始まったレーベルだそうで、以前にオーダーした通常ラインの手縫い縫製のもではなく機械縫製で少し安価だったので、この機会にオーダーさせていただきました。
まだまだ仕上がりは先ですが、フォックスの生地も気に入っており仕上がりが楽しみです!
また仕上がったらレポさせてくださいませ。
ではでは、今回もありがとうございました!