こんにちは、KOUSEI です。
少し間が空きましたが…(^_^;)
革靴のオールソールが仕上がりましたので、今回は後編をお届けしたいと思います。
◆前編も是非ご覧ください。
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念のために…
今回オールソールした靴は、こちらのJ.M.ウエストン。
残念なことに、歩くたびにキュピキュピと音鳴りがします(笑)
従前の写真ですが、部分的にラバーの溝がすり減っております。
ここからは、実際のオールソールの工程を簡単にご紹介してみます。
◆写真は、アペーゴ様にご提供頂きました。
まずは、貼り替え用の部材です。
左から…本底、ラバーソール、トップリフトです。
今回は、リッジウェイソールを選択。
また、ウエストンのオリジナルは、トップリフトの間にヒールの積み上げ層がありますが、隙間が気になるため、今回は一体型のトップリフトをチョイス。
↓↓↓ウエストンのオリジナルです。
実際に、トップリフトを外した画像。
続いて、本底とラバー部分を分解。
本底とラバーは、接着で補強されているようです。
この工程で…
音鳴りの原因が発覚しました(T . T)
問題箇所の拡大です。
写真中央の白っぽいところが接着不良のため…
歩く際に擦れたり、微細な隙間に空気が入る等の理由で音鳴りがしていたようです。
鳴っていた箇所もどんぴしゃです(笑)
本底を外したところです。
コルク下の長方形の部材がシャンクです。
自身の靴の解体は初めて見ましたが、結構コルクは汚れておりました(^_^;)
その後、コルクを詰め直して頂き、新しいソールを装着して頂きました。
最後に、コバを着色し、飾り車でコバを整えたら(模様を入れたら)完成です。
ソール裏から眺めても、丁寧な仕上がり。
縫いも美しく、左右のバランスも完璧でした(^_^)
雨天時に既にデビュー済ですが、問題のキュピキュピ音も解消され、履き心地も従前以上に快適です。
問題がある場合は、プロに相談すべきだなと…
改めて、実感しました(笑)
それでは、また。