おはようございます。
なおきです。
さて、今回は最近徐々に変わりつつある趣向の変化、中でも私の好きなジャケットに変化が出たので、そのことについて書きたいと思います。
実は今季オーダーしたジャケットの一つがこちらの生地。
イタリアのミルブランド、DRAGOのジャケット生地。色味は限りなくブラックに近いチャコールグレー。織り柄はヘリンボーン。
何が変わったかというと、ここ数年はずっとこんな感じのネイビーとブラウンを基調としたチェック柄の生地ばかりに目が行っておりました。
例えば、
こんな感じのオーバーペーンや、
ツイード調のウィンドーペン。
似た感じですが、
ブークレ織りのウィンドーペンなど。
誰が見ても分かりやすいチェック柄ばかりに目が行っていたんです。
今でも好きですし、やっぱりカッコいい!って思ってしまうところなんですが、ふと自分の手持ちのジャケットを思い浮かべると、どうしても似通ったものが思い浮かんでしまうんです。
飽きてきたかと言うとそんなことは無いのですが、同じようなものばかり持っていても仕方ありません。結局コーディネートも似たり寄ったりになってしまいますし。。。
それからと言うもののこんな感じの、
カントリー調のチェックツイード生地にも目を向けたのですが、結局はまたチェック柄。そこからは抜け出せないままになってしまうんです。せっかく着るなら今までよりは変化をつけたいところ。
マンネリ化した気分を変えるためにどうすればいいか。
この際いっそぶっ飛んでやるか!
色とりどり!!カラフルなビッグガンクラブチェックで!!
なんて、そんな訳は無く。。。
これはこれで単品で見ると綺麗ですがとても着こなす自信が有りません。汗 着られたとしてもこの柄のジャケットで電車に乗る勇気はさすがにありません。。。
話逸れますが、この生地、イタリアのマーチャントのドラッパーズの生地。こんな色彩豊かな発想はさすがドラッパーズ。見ているだけでも十分楽しめます。イタリア人の色彩感覚はズバ抜けてますね。
さて、話戻しまして。
では、今までブラウンやネイビーを基調としたチェック柄から変化を加えるにはどうしたらいいか。。。
そこで思いついたのが、しばらく離れていたブラック系を基調としたトーンのコーディネート。
ここ数年、ブラック系の提案があるのは知っていたのですが、手持ちのアイテムからブラック系は敬遠していたのです。
でもこのままではいつまでも変わらない。。。
そうであれば、いつやるの?今でしょ!(オワコン…)の発想で今年ようやくトライすることに!
先ず候補に上がったのが、
ロロピアーナのProposte Giaccheシリーズのシャドーグレンチェック。
色味はアリなのですが、結局はまたチェック柄。
これはボツにして。次に、
上のチャコールグレーのもの。今季注目しているドネガルツイード。ARISTONのツイードシリーズ。
探すと意外と無いチャコールグレーのドネガルツイード。
しかし、これはこれで少しコーディネートが難しい気がしてスルー。
そして、今季別の色柄で逝った、
Fox Brothers の Somer Setシリーズからのヘリンボーンのもの。
素材や触り心地などはいいのですが、これだと、柄がハッキリし過ぎてもう少しトーンを抑えたい。
そこで、探すこと約2カ月。
出会った生地が冒頭のブラック寄りのチャコールグレーの生地だったのです。
ヘリンボーン柄は2、3年前くらいから特に多く見ましたが、今年は少し減ったかなという印象です。しかし、そもそもが定番の柄。私もスーツで去年作りましたがジャケットではまだ持っていない柄なので、チェック一辺倒から離れるにはうってつけの柄でした。
特に散財メンバーが大好物な柄でもあったり。笑
糸の混合率も、
ウール、シルク、カシミア、リネンと独特の表情を見せてくれて、ウエイトも330g/mと重過ぎず軽過ぎずちょうどいい。ウール100%だと良くも悪くも綺麗になり過ぎてしまうので、ジャケット生地はなるべく混合しているものをチョイスしてます。
この生地、夏の割と早い段階で入荷していたので、一度は目にしていたはずだっのですが、その時は目に止まらず。日を変えてバンチブックをおさらいしていたら一番下の方にひっそりと隠れておりました。
価格もたまたま他の候補よりも安かったのも決め手の一つ。迷いなく逝ってしまいました。
あとは、このジャケットに、インナーにはアレを、パンツはアレで合わせて。。。なんて色々考えており、今から仕上がりが。楽しみです!
手持ちのアイテムの関係から、今年もネイビーやブラウン、ベージュが主体のコーディネートにはなりますが、今年の秋冬は少しだけ変化が付けられそうです。
仕上がり後のコーディネートはうまくできたらインスタなどで出せたらです!
ではでは、今回もありがとうございました!