おはようございます!
今週は会議ばかりで資料が追い付いていない、すけしんですっ!!
さて、今日は先日当サイト内Originalsや散財さんのブログ等で発表させて頂いた便利アイテム、“チーフストッパー”について私からも少し語らせてください。
開発の経緯などはOriginalsに詳しく触れられているのでそちらをご覧頂きたいのですが、まず今の想いとして、今年の冬は”ビシっと決めて”また街に繰り出したいなと!!で、そこにこのチーフストッパーが役に立ってくれたら嬉しいなと思っています。
ご存じの通り今アパレル業界は本当に厳しい状況です。我々もこういった活動をしているおかげで業界の方々とお話しさせて頂く機会が多く、本当に肌身でその状況を感じている次第です。
我々の力などは本当に”微”ではありますが、このアイテムを通じて、初めてチーフをする方や、チーフを新調する方、果てはまた装いへの情熱を取り戻す方なんかがいてくらたらこれほど嬉しいことはありません。
そしてそれが業界を少しでも盛り上げるような動きになれば、そこに初めてこのアイテムと我々の存在意義はあるのだと思います。
で、本題です(笑)
このアイテムは国内オールハンドメイドで製造しているのですが、今日はその工程を簡単にご紹介!!
アノネイのラスティカーフを使った本製品、まず最初の工程は、”荒抜き”と呼ばれる最初の型抜きになります。
続いて、荒抜きした革の厚みを薄くする、漉き(すき)という工程。
このように革の厚みを、(品質に影響のないレベルまで)薄くします。
↓画像下側にある革が漉いた部分、上側の革を使います
そしてコバの部分だけを更に薄くする、コバ漉(す)き。
↓画像で見える線の外側が漉かれた部分です。
尚、この工程は完成した時の見た目、つまりデザイン上行っております。
コバがシャープな方が見た目も洗練して見えるため、あえて一手間入れている工程です。
これらの工程を上下2枚分行い、その後、この製品のキモであるマグネットを挟み糊付けをします。
糊付け後、このようなハンドローラーを使って”手圧着”を行います。(画像は再現なので、実際にはこの時点で縫製はされていません)
本来この工程(手圧着)は機械で行うのですが、この製品は特性上 手圧着になります。
その後、”本抜き”を行い上下の革のバラつきをなくします。(本抜きをせず、コバを削って仕上げる方法もあるようですが、製品精度を上げるためKNOTさんでは敢えて、荒抜き・本抜きの工程を設けています)
本抜き後、工業用ミシンを使い縫製作業です。
縫製が終わると、裁断面であるコバの処理として”コバ塗り”を複数回行い、検品⇒完成という流れです
そして、大変なのは・・・この受け側の丸型マグネット・・・これも本体とまったく同じ工程になります。。。
こんな小さなアイテムですが、色々な想いと、クラフトマンシップが込められております!!
【チーフストッパー販売概要】
第一次販売予約: 9月1日(火)午前0時~9月15日(火)23:59 *規定数に達した時点で期日を待たず終了になります
販売価格: 税別3,600円(ファースト特別プライス)
ノット(KNOT tokyo)Webサイトでのみ購入可能です<実用新案登録済>