MICHELE&shinの松本です。
今回もPITTIの裏側あるあるから。
PITTIは4日間行われますが、正直見応えのあるのは3日迄です。
4日目になると人数もまばらに、寂しくなりますよ。
多くのファッショニスタ達は午前午後で洋服を替えます。
更に夜のパーティー用も必要になると、1日に3着は必要です。
列車でフローレンス入するのが多い彼らのバックはパンパンです。
私のイタリアでの移動は車になります。
ビエッラからナポリ迄新しい布生地を見つけるのには車が必需なのです。
イタリア人にこれを話すと、お前はクレイジーかとよく言われます・・・・笑
今回はシトロエンc4でした。
さてまずは最初のトピックから。
Topic1.
フェイクトーク フェイクテレホン
よくPITTIのスナップで雑談シーンが多くないでしょうか?
特に携帯のシーン。
実はあれの大半はフェイク、会場ではフェイクトークと呼んでいます。
彼らはスナップ慣れしてるのでそこらへんが上手。
写真取られるのがわかったら、『フェイクトーク フェイクトーク』が合言葉です。
フェイクテレフォン中(笑)
写真撮らせてとお願いしたら、いきなり携帯を出してこのポーズを。
フェイクトーク&テレフォン(笑)
いつもこの2人で来ています、いまさら何を交換?
フェイクトーク中。
写真取れせて、とお願いしたら急にフェイクトーク。
あとフェイクウオーキングというのもあります。
完全なフェイクウオーキング(笑)
Topic2.
Pitti Ladyが魅力的
Pittiスペシャル企画のスナップ3日目にも載せて貰いましたが、実はpittiには女性が本当に多いのです!!
Pittiは男性のアパレル関係の見本市ですが、僕の見たところだと4分の1位は女性でしょうか?
最近特に女性を連れて来るファッショニスタも多く、やはり女性がいると会場も華やかになりますね。
Topic3.
今PITTIでアツい日本人
Pittiで有名な日本人と言えば、ビームスの中村さんや西口さん、ユナイテッド・アローズの鴨志田さんですが、MICHELE&shinが思う最も最も熱い日本人はcento trentaの加藤さんです。
本当は私、松本と見栄をはって言いたいところですが残念、違うんです・・・
Pittiの会場内だけで配られるフリーの雑誌にPLAYERS というのがありますが、彼はアジア人で唯一5ページにわたって紹介されるほどです。
これ、すごいです!!!
会場では本当に有名ですよ。
彼のページだけで5ページは凄いです。
我々は会場で1日1000から、多いときで2000のスナップを撮ります。
今アジア人の来場者数も多くなりかなりの数を撮りますが、ファインダー越しにも彼は光る物があります。
特別奇抜なコーディネートではなく素晴らしいのです。
いつも目立ちますし、誰の真似もしてない彼のオリジナルstyleがあるのです。
加藤さんの写真
イタリア人は日本の人のスタイリングに、日本人はイタリア人のスタイリングに憧れる。これもPITTIあるあるです。
Michele&shinにはロンドン ナポリ トリノ フローレンス の各都市にクリエイターを配置、最新のスーツ情報をダレクトに発信していますが、彼らとの打ち合わせするといつも、
『日本人のコーディネートは本当にクールだ』
『日本人のする繊細で絶妙な合わせには本当に素晴らしい』
と、僕らは日本人のような繊細な合わせに憧れるんだと言います。
僕は反対に彼らのコーディネートに憧れるんですけどね。。。
MICHELE&shinのクリエイター ガブリエルとビームスの方々との寫眞、見ると歴然、違いますね。
最後に私が毎年チェックしている人がいます。それがこのローマのモデルです。(名前を忘れてしまいました、申しわけない)
この人も流行を作る1人です。
ずいぶん昔ですが、まだ誰も紺スーツに白スニーカーを合わせてなかった時にこの人がやり、次の年からみんながやり始めたり・・・・
今年の彼がこれです。
今はまだ出来ないけど、もうすぐ来ますよ!!
どうですかヤバイでしょう!
去年からこのサイズ感・デザインで来ています。
実は去年見た時、まだ誰もこのサイズ感とラインは着てないので、内心『急にどうしたんだろう、ダサいなー』と思ってましたが、今年確信しました。
数年後はこれになると!!
次の回で最後になります。
最後はテーラー目線でPITTIレポートを書こうと思います。