おはようございます。
いよいよ、今年も最後のブログとなりました。
ローンチして早一年。なんだかんだとやってこられました。ここで、その思いを語ってしまうと本題に入らなかなってしまうのでこの辺で。
さて、今回はコートのサイジングについて。
昨日トモクルーズメンバーがカルーゾのコートのレポをしていましたが、カルーゾ、今勢いあるカッコいいものを作るブランドですね!
色々なショップで出ているカルーゾのコート見たり試着したりしましたが、何しろシルエットが本当に綺麗で色気がある、そんなブランドだと思いました。私もいつか一着欲しいです。
それにしてもこのウールコート。パンツ同様ここ数年でサイジングが一気に変わってきましたね。
数年前には、チェスターコートやアルスターコートを、ビタビタのフィッティングで短丈気味で着る。そんなスタイルが全盛だったのが、今はオーバーサイジングのコートが普通に。
四年ほど前に作ったアルスターコートがこちら。
ブラウンのアルスターコート。
当時はこれでも少し長めに感じましたが、今は少し短丈に感じます。ベーシックな色柄だっただけに、サイジングで攻めずにもう少しゆったり目で作ればと後悔しております。。。
丈だけでなくアームホールもタイトすぎますし、ウエストも絞りすぎてほとんど余裕がないサイジングですね。当時はこれはこれで満足していましたが、実際着ていてもパツパツで、これはこれで動きづらいので、タイト過ぎるウールコートを着るのはもうキツイです。
では反対に、オーバーサイジングのコートってどうなの?って、個人的には思う訳です。
私も去年、流れに乗ろうかと、ややオーバーサイジングを狙ったコートを買いましたが、それがこちら。
カノニコ生地のイタリアの既製品ブランドのもの。上のブラウンのコートに比べてだいぶサイズ感が大きく感じるのがわかりすでしょうか?
数年前に比べてゆったりシルエットなものをさらにワンサイズ上げたものです。今ではこれでも細いくらいで、もっとオーバーサイジングのものがたくさんありますよね。
もちろん、クラシックなスタイルのど真ん中を突いていくならオーバーサイジングなコートが間違いないと思うんです。
それ自体はカッコいいと思いますし、クラシック感も出て本来的なドレススタイルとしては間違いない事も分かります。
特に、うまく着こなしている方を見ると、ビッとしていて他を圧倒して見えます。
そんな私もそんなスタイルを目指そうとは思って試行錯誤をしておりました。
しかし、私、この上の既製品のコートのサイジングですら煩わしく感じてしまい。。。
まず、トイレなんかは、小の時は邪魔になり、大の部屋では狭い部屋だと特に気を使う。
電車では座るとコートが邪魔なので一度脱ぐかそれとも立ち続けるか。
着ていても嵩張って動きづらい。
あとは、生地の素材や仕立て方によって変わってくるので一概に言えませんが、重さにも多少は影響してくるところです。
何より個人的に、肩をダランと落として着るのがなんだかしっくり来なくて慣れないんです。
などなど、、、。
オシャレをするならそんなことは気にしてはいけないと思うのですが、一度楽なものを覚えてしまうと後戻りするのもなかなか難しくなるところです。
と、そんなこんなで、今年はコートの生地や柄、素材よりも、サイジングを考えていたところ、
1 丈は膝丈よりも少しだけ上くらい。だいたい膝よりも5センチ〜じゅ
2 身幅、ウエストも左右で少しゆとりを感じるくらい。ジャケットを下に着ても窮屈感がない程度。
3 肩はある程度フィットしたもの。
逆に言うと、
1 膝より上過ぎても下過ぎてもダメ
2 タイト過ぎるのは論外としても拳が三つも四つも入りそうなサイジングもちょっと厳しい。
3 肩のサイズは攻めすぎたタイトなものではなく、かといってダランと落ちるものも無し。
感覚的なところなので文字に表すのは難しいですがこんなところです。
つまり、なるべくジャストフィットに近づける。身体に合った本来のサイジングに近づける。
これに限ります。
トレンドのスタイルではないと思いますし、下手すれば野暮ったく見えなくも無いサイジング。
でも、私の場合、どうせスーツやジャケットなどの他のアイテムで足し算しているんです。コートくらい引き算してちょうどいいのかも知れません。
なので、今後もコートは使い勝手や軽さなどを重視して決めていくことになりそうです。
ということで、今私が好なサイジングのコートがこちら。
去年にロロピアーナのカシミア混で作ったコート。肩を少しだけゆとりを持たせる程度なので、肩が落ちつず、生地の軽さと合わさってとても軽いです。
今季ニューインした、マッキントッシュのメルトンコート。ウエストベルト無しのトレンチタイプのものです。これも軽いし着心地がいい。
これでも少し煩わしく感じる程度ですが、まだまだ許容範囲内です。
前に書きました、パンツと一緒です。太めのパンツはゆったり感じる分生地が嵩張ってかえって動きづらい。細過ぎず、太過ぎず、パンツも同じ考えです。
やり過ぎず攻めすぎず、かといってアンチトレンドにもなり過ぎない。ほどほどに。中庸が何事もいいのでしょうか。
ということで、今年はこれが最後になりましたが、改めてありがとうございました。皆さま、良いお年をお過ごしください!
また来年もよろしくお願いします!
ではでは、ありがとうございました。