おはようございます、MICHELE&shinの松本です。
3日にわたってレポートしてきましたが、今回が最終回、 PITTI uomo94 総集編をお送りします。
昨日はPITTIの会場内の雰囲気や、所謂あるあるについて触れましたが、今日はスタイルの打ち出しの続きと私が個人的に気になったスタイルをディテール別にお話ししようと思います。
まずはジャケットから。
初日多かったジャケパンスタイルですが2日目からはスーツスタイルも見られました。
ざっと、ジャケパン 50:50 スーツスタイルといったところでしょうか・・・
個人的にリネンのスーツスタイルが気になりました。
リネン特有のシワに生地感、そしてリネンだからこそ出せる特有の色合い、
リネン好きには堪りません!!
生地色については各個人好きな色の物を着ていた様な感じがしました。
個人的にはオレンジ系、特にダークオレンジのリネンが目に留まりました。
ブース内に多かったストライプの打ち出し。
また、ストリートスタイルにもちらほら見受けられましたね。
スタイルは構築的なブリティッシュよりも曲線的なナポリスタイルが多数、少し前まではブリティッシュ回帰とも言われていましたが…
流行を追うファッションとは辛いですね…泣
これからスーツを仕立てられる方は、肩付けはナチュラルショルダーもしくはマニカで仕立てるのをお勧めします!
前年までのハイゴージ感は一切なくゴージラインは前年に比べ2〜3cmは下がっていました。
今後日本でもハイゴージの物は着れなくなる時代が来そうですね、、、ハイゴージ好きの私には辛い知らせです(泣)
ラペル幅については相変わらずワイドラペル、12〜13㎝ってところでしょうか?細身の方は11cmでも十分でしょう。
個人的にはスティレラティーノのダブルブレストの様な曲線的なラペルを推してます!
ゴージラインが下がったことによりボタン位置も自然と下がりVゾーンも少し深めに。
今回のPITTIを見て一貫して言えるのはジャケットの丈が長い!!
人によってはお尻が全部隠れてる!!なんて方も、
何センチ位長くなったとは一概には言えませんが、お尻がほとんど出ちゃってるなんてのは論外!
丈の短いジャケットを着てる東洋人をイタリア人がdisったりなんて事も。。。
ついついジャケットについて長く語ってしまったのですが続いてパンツに行きましょう。
パンツについてはデザインが今季PITTIによって確立された感がありました。
ズバリ こちら!
・2プリーツ
・ハイウェスト
・ベルトレス
・ウエスマン 5〜6cm
・パンツ丈は今までどおり踵中~上
ヒップ ・股上 ・太もも・膝上にはゆったりと余裕を持し、膝下からカフに向け一気にテーパードを入れたライン
カットは約18〜19.5cmって所でしょう。
そんなデザインが圧倒的に多かった中、私が個人的に気になったデザインがこちら!
太い!太い!!太い!!
ハイウェスト・2プリーツなどは同じ中、ウエスマンの絶妙な太さに加え圧倒的に他とは違う太パン!今後の流れを予兆させてくれる様な彼のパンツに脱帽です。
プリーツのデザインにも特殊な仕立てをしているのですが、ここで語ると更に長くなってしまうのでここら辺でやめときます。
いつもながら、ついつい長くなってしまったのですが今回のPITTI 総集編 、この辺で終わりしようと思います。
どこまで生のPITTIをお届けできたかどうか分かりませんが、皆さんに少しでもお楽しみ頂き、何かの参考にして頂けたら幸いです^ ^
そして今回ゲストブログにお招き頂いたTOKYO GENTSの皆様にお礼申し上げこちらで失礼させて頂きます。
最後までお付き合い頂き、有難う御座いました。