おはようございます!
なおきです。
11月も中旬になりましたが、意外とまだまだ暖かく、コートはおろかストールすら巻かずにすんでおりますが、クールビスが終わったこの季節、多くのビジネスマンが巻かなければいけないのはネクタイですよね。
そのネクタイ、私も好きなアイテムの一つですが、日本で流通しているのは有名どころだと、アットバンヌッチ、タイユアタイ、マリネッラ、フランコバッシ、ステファノビジ…etcとその数は百花繚乱。
最近では新興ブランドらしきもチラホラ見かけるようにも。
私自身、基本的にネクタイを買う時は色柄、素材を気にして買うことはあってもブランドを意識して買うことはあまりありません。
というのは、ある程度のブランドのものであればジャパンライセンスも含めて品質や作り自体に不満を感じることがあまり無いからなんです。
となってくると、最も重視するのが
”色柄素材”。
ただ、ここ最近のビンテージブームのせいか、どのブランドもビンテージクロスの使用を謳ったものばかりだったりとか、ブランド間の差別化を感じることがほとんどないのが印象でした。
そんな折、インスタグラムを何気なく見ていると。。。
何やらただならぬオーラを放つネクタイが。。。
一見すると柄は良くあるペイズリー。
しかし、普通のペイズリーと何か違う!
他にもポストを見てみると、
発色の綺麗なポケッチチーフ!!
今だかつて見たことがない。。。
ブランド名を見てみると、
molteni como
イタリアはコモ湖湖畔にあるブランド。
いままでアンテナ張って色々なネクタイブランドを見てきましたが全くもって始めてみました。
インスタグラムのプロフにあるURLに行ってみると、
https://www.moltenicomo.com/en/welcome-2/
ブランドのロゴからしてカッコいい!そして気になるECもあってワールドワイドシッピングも対応とのこと。
そうとなれば、せっかくの機会。ものは試し。
はい。
逝ってしまいました。
遥々イタリアからやってきた小荷物。送り元や税関処理の跡をみると否が応でもテンションが高まります。
高まる期待を抑えながら梱包を一つずつ開けていくと。
なんと!開けてビックリ!木の箱!
木目調ではなくリアルウッドというところがまたたまりません。梱包を開けてから心地よい木の香りがしばらく漂っているほどいい香りがします。
イタリアのブランドってこういう演出が得意なところが多い気がします。プロダクトだけでなく付加価値的な、日本のおもてなし精神とはまたちょっと違うなんとも嬉しい気遣い。
アメリカあたりだと、カラフルなビニールがガバッと被せられてハイ終わり!みたいなイメージですが、このサラッとした演出がなんとも嬉しい限りです。
いやいや。外見は良くても中身がダメなのは海外製品でよく聞く話。
気持ちを落ち着かせつつ、期待と不安を胸に木の蓋を開けてみると。
さらに円筒形の筒が!
なんだか高級なお菓子が送られてきた気分。木の箱だけでなくここまでするとは。。。筒のデザインも無機質な感じでなくオシャレな感じなので、木の箱と一緒にインテリアのオブジェクトにも使えそうです。
もうこれだけでも十分なのですが、さらに筒の蓋を開けてみると。
単なる包装紙かと思いきや、
手触りからしてシルクだと思われます。サラッ、フワッとして触り心地のいい生地。包みにも”made in italy”の文字。どこまでも拘ってます。
ここまで来ると単に購入者を喜ばせようと狙ってではなく、「大切に私達のネクタイを保管してくださいね。」という思いが伝わってきます。
さてさて、本題のネクタイやポケットチーフはというと。
外見からの期待を裏切りませんでした。
インスタの画像にあったとおり発色が綺麗すぎます。
一つ一つ見ていきますと。
まずはポケットチーフから。
次にネクタイ。
ネクタイにしてもポケットチーフにしても、何よりも発色が綺麗なんです。まるで絵画で描かれたかのような色使い。
そして、次に目を惹かれるのがそのデザイン。ペイズリーのようにクラシックな柄をモダンに落とし込んだデザインは、ややモードチックな雰囲気にも見えます。
ペイズリー柄は古今東西問わず見てきて、ここまで印象深いペイズリーは初めてです。
ちなみに素材はというと。
“ALL CASHMERE”
CASHMERE100%と書かないところが自信の表れでしょうか。
カシミア100のネクタイは私も持っていますが、それらと全く違うのはその触り心地。
わたしが持ってるカシミアのネクタイはカシミアらしくフワッとして気持ちいいのですが、緩く編まれているためか締めるとその分モコッと空気を多く含ませるような風合いなんです。
しかしこのmoltine como フワッとというやりもトロッとした、それでいて目が詰まっているせいかしなやかで初めての触り心地なんです。
締めたときのノットも大きく膨らむことなく、シルク製のものと同様に綺麗にノットを作ることができそうです。
作りはというと
5Foldでカシミアの生地がふんだんに使われています。
ちなみに、ブランドサイトによると、このカシミア生地、厳選されたピュアなカシミアでなければこれだけ綺麗なプリントはできないそうです。それだけに別裏地ではなくこれだけふんだんにカシミアが使われていると思うとブランドのこだわりを強く感じます。
と、まだまだご紹介したいことがたくさんありますがまた折を見てご紹介させてください。
この”molteni como”。色柄は好き嫌いが別れそうですが、ハマる方は是非!おススメです!!
まだまだ日本で見かけたことはありません。
流行るようなブランドかどうかは分かりませんが、少なくとも品質や心遣いは間違いないブランドだと思います。というより、巷に溢れかえるイタリア製とはまた一味違う楽しみがあるブランドだと思います。
ネクタイの色柄の主張が強く感じるのであればポケットチーフでも良いですね。
コーディネートはまた追って私のインスタグラムに載せていくつもりです。
今回のように、SNSを通じてまだ見ぬブランドやプロダクトを自分で選択する。
今後はそういう買物の仕方が増えていきそうです。
ではでは、今回もありがとうございました!