パンツのオーダーで再訪!隠れ家的(良心的)なテーラーを発見!!

BLOG

こんにちは!!

 

なおきです。

 

もういよいよ春の到来ですね!仕込んでいるジャケット・パンツ等の仕上がりが待ち遠しいです。皆さんも,オーダーに限らず,既製品等でも春物をゲットして活躍させている頃でしょうか。

 

さて,前のブログで,隠れ家的(良心的な)テーラーを発見と書かせていただき,ジャケットの仕上がりには大満足でした(オーダー時から大幅なウエイトダウンをしたため身幅詰め等が必要になってしまいましたが。。。)。

ちなみに,オーダーしたジャケットはこちら。詳しくは前のブログをご参照ください。

もう一度簡単にお店を紹介しますと,そのお店とは,都心部(新宿近郊)の閑静な住宅街の中にあり,まさに隠れ家的な場所。ちなみにインスタグラムのアカウントはこちら(ちなみに,本来ですと店内等の写真を載せるのですが,店主のご希望でお店の写真は割愛させていただきました。)。ちなみにホームページはこちら。

 

さて,ジャケットの仕上がりそのものにも大満足だったのですが,何よりも店主の,採寸に対する向き合い方や補正に対する向き合い方,生地の知識の豊富さなどに惚れ込んでいたこともあり,パンツもオーダーしてみたいという欲求に駆られていたのです。

 

もともとわたくし,ふくらはぎが張っていたりするなど既製品のパンツが合わない,また,既製品のパンツでは希望する色柄・素材の生地がなかなか見つからない,自分好みのその時の気分に合わせたサイジングにしたいという諸々の理由があって,サイジングが特にシビアなドレスパンツについてはオーダーすることが殆どなのです。

 

もう,去年の11月の話になってしまうのですが,ジャケットのオーダーが終わってからその余韻に浸っているうちに,オンオフでも使えて,起毛感もあって,ライトベージュのウィンドーペンの生地のパンツが無性に欲しくなってしまったのです。

 

そこで,いっそまた例のテーラーで一本試しに作ってみるか!というこで,店主にお願いすることに決めました!

 

メールで店主に,上記の希望とパンツはちょっと太めにすることを伝えて,いい生地がないか伺ったところ,

「ナチュラルさが楽しめる柄物であることと、太目のパンツにするということであればある程度生地には重さが欲しい所です。であればMarling Evans社のアンダイドシリーズなどは是非お勧めしたい生地ですね!この生地メーカーは近年再注目されている英国の老舗のミルで、ブリティッシュウール本来の風合いと色味を用いたアンダイドシリーズはハリもありスラックスにもおすすめの生地ですよ。」

との回答とともに,生地の画像が送られて来ました。さすが,生地の知識が豊富なだけあってレスポンスも早く,こちらの意図するところもうまく汲み取ってくれた生地をチョイスしてくれていたのはびっくりでした。

 

 

Marling Evans社のアンダイドシリーズ,まさにジャケットでも作った生地でもあり,その素材の良さについては最早言うことなし。一応,IGの公式アカウントでもチェックしましたが,迷う余地はなく即決でした。

 

そこで,早速アポを取り採寸に伺いました。

 

採寸時に伝えたことは,渡りから裾までストンと落ちるストレートシルエットであること(ふくらはぎの張りを綺麗に隠してもらいたいこと),渡りはゆったり目であること,ツーインプリーツであること,股上深めであること,それだけを伝えました。パンツは一本目ということもあり,店主にパンツの作りについても含めて伺ってみました。

 

「ジャケットよりも軽んじられてしまう傾向にあるスラックスですがシルエットや着心地がジャケット以上にダイレクトに出ると言っても間違いないでしょう。

ジャケットと異なり芯も無いため,個人的にはジャケット以上に採寸が難しいと感じています。当店では,スラックスを採寸する際に前身,後ろ身を分けて考え,適切なバランス調整と補正を加えています。

また,必要に応じて通常の補正以上のパターン修正を加えることで,より体に合ったスラックスをご提案できることも当店の強みと言えるでしょう。」

 

とのことで,私も,いくつかのテーラーでパンツを作ったことがあるのですが,実際の採寸でも通常のテーラーに比べて採寸というか補正というか,「ここのたわみを消すためにはここを詰めた方がいいとか,逆に出した方がいい」とか,そういうやりとりが非常に多かった印象でした。

 

そこで,実際に仕上がったパンツがこちら。まずは前から。

 

 

ちょっとこの撮影で失敗だったのは,この日は寒くてロングホーズを履いてしまい,ロングホーズにパンツの裾が引っ張られてしまっていて皺が入ってしまっているんです。右足が特に引っ張られてしまっていますが,通常のホーズの場合,左足のようにストンと綺麗に落ちてくれています。

 

次に横から。

 

 

 

見ていただいてお分かりになるでしょうか?渡りから裾までこちらがオーダーしたとおりストンと綺麗に落ちてくれています。お尻の部分に皺が寄ってしまっているのですが,これは,私が採寸時よりも大幅なウエイトダウンをしたためお尻が小さくなってしまったためで,実際はここの部分は皺が無い状態で仕上がってきます(サイズダウンした後で2本目を作っているため)。

 

次にツーインプリーツ。

 

 

 

個人的に色々なツーインプリーツまたはアウトプリーツのパンツを持っていますが,ここまで深く綺麗に入ったツーインプリーツは見たことがありません。ここは特にお気に入りのポイントの一つで,個人的にクラシック感が強く感じられてかなり気に入っています。というか,このプリーツ以外無理かもと思うほど病みつきになります。

 

 

実はトモクルーズメンバーもこちらのテーラーでパンツを作っていて,私のようにプリーツを気に入ったらしくIGで取り上げていました。

 

トモクルーズメンバーはアウトプリーツですね。アウトプリーツもめちゃくちゃ綺麗です。

 

もちろん,プリーツの加減も一定の範囲内で調整可能かと思われますので,そこは店主に相談してみてください。

 

オン・オフのコーディネートはこんな感じです。

オンのコーディネート。

オフのコーディネート。

オンオフ兼用でイケるよに、とのこちらの要望をうまく汲み取ってくれたので、どちらでも使い勝手が良く今後も活躍してくれそうです!

 

そういう、時代性を捉えたファッション感覚もちゃんと備えていてくれているので、安心してサイジングをお任せできたのも、選択として間違っていなかったと実感できました。

 

もちろんパンツそれ自体の細かい作り込みやディティールもあるのですが,今回はパンツの紹介という観点からの生地なので割愛させてください。

 

ちなみに,ここまで融通の効いたパンツが,価格帯もインポートに比べたら,生地に寄り切りですが,例えばVBCの通常の生地であれば,某インポートパンツの半額近い金額で作れてしまいます。そこもかなり魅力的ですよね。個人的には,パターンも含めて値段相応以上の作り込みだと実感しています。安かろう悪かろうなんてパンツは穿きませんので。。。ただ,ウォッチポケット等一部オプション等があるそうなのでそこはお問い合せください

 

私のように,体型的に既製品パンツが合わない,色柄素材等から生地を選びたい,好みのサイジングにしたい,そして願わくばできる限りいいパンツを作りたい,なんて思っている方!是非オススメです。

 

春夏は特にパンツが活躍する季節!クールビズ用にパンツをオーダーしてしまうのもオススメですが,個人的には,パンツ単品で作るというよりも,ジャケットの作りの良さ,パンツの作りの良さから,実はスーツを作ることをオススメしたいです。個人的にも秋冬にスーツを何着かオーダーしようと思っています。パンツの記事を書いておきながらなんですが。。。

 

最後に、こちらのお店で春夏のジャケットも仕込んであるんです。

 

一応生地の写真だけ。春夏用の生地です。

 

DORMEUILのCALYPSOシリーズ。実は他にも隠しダネの生地があるのですがそれはまたの機会に。。。

追伸

実はTOKYO GENTSに私の尊敬するLEGENDが参加するかも!?

 

ということで,今回もありがとうございました!!

 

また次回もよろしくお願いします!!

 

 

 

 

 

 

 

   PDFファイルとして送信記事   

Sponsored Link